大阪屋(新潟県新潟市)万代太鼓

大阪屋(新潟県新潟市)万代太鼓

隣人は新潟市から越してきたのだろう。転勤族っぽい風貌で、小慣れた感じが醸し出されていた。貰ったのは大阪屋の万代太鼓

万代太鼓は、新潟市に伝わる創作和太鼓の郷土芸能で、主に複式複打法(組太鼓)のスタイルで演奏するそうだ。1968年、第14代新潟商工会議所会頭である和田閑吉の「新潟まつりに新たな和太鼓を取り入れたい」との意向により、石川県片山津太鼓をモデルに万代太鼓飛龍会を結成したことに端を発する

一方の大阪屋は、初代の岡嘉平が彦根藩領であった近江国犬上郡石畑村(現・滋賀県犬上郡豊郷町石畑)に生まれ育ち、大阪に出て菓子修行を行った。これが社名の由来と伝えられているそうだ。その後、越後新潟に移り住み、新潟市中央区横七番町通に菓子舗を構え「浪花堂大阪屋」と号したのが安政五(1858)年のこと。

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