「仕事をしていたから」というのは言い訳に過ぎないが、茅の輪くぐりも水無月を食べることもすっかり忘却の彼方だった。新潟に移住してしまうと体験できない風習だと思っていたが、実はどれも上越でやっていると知ったのはつい最近のこと。夏越祓≠ノ限った話ではないが、年々1日を噛み締める余裕がなくなりつつあるのか、年中行事に思いを馳せることが少なくなっている気がする。雨が降らず、36.7℃を記録するなど猛暑日が続き、6月末と思えない気候に夏の水不足を憂いでいるが、そうこうしているうちに関東甲信越地域は梅雨明け宣言を受け、気付けば夏が迫ってきた。明日からはもう7月で、今年も半分以上終わってしまったなどと考えるとき、無意に過ごした日々のことを振り返って溜息をつきたくなる

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