速水御舟は小林古径の写生について、「一見無駄を多くしたかに見えるが、凡ての形態を脳裏に収めてそれを濾過し写生された形以外の形を以て創作されている。この無駄こそ写生に於て最も重要な意味を持つものである。」と述べている。

「速水御舟語録」『美術評論』四-三所収、1935年

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