備忘録を綴る

ひっくり返した後の惨状
白桃烏龍茶を飲んだ後の茶葉と積み上がった食器、薄汚れた替え時のスポンジ

小汚い面は見せないようにしていたかったし、表面上だけうまく取り繕い、綺麗な上澄みだけ見せて、自分を素敵な人間として演出した時期もあった。今は記録も兼ねて、現状をありのまま載せることにしている。最初は惨状を目にすれば改善にむけて動き出すと思っていたが、自分も周囲も慣れきってしまった今、行為そのものは意味がなくなり、ただ自分がしたくてしている

昨日は最悪な1日だった
特に、起床とともに感じる口内炎の痛みと、自宅に携帯を置き忘れたことを出勤後に気付いたときはゲンナリした。通勤時に聴く音楽が癒しなのに、なぜ家を出るときに気付かないのか…
最近、不眠症が過ぎて、平日は4時間しか眠れない日々が続いているが、夜更かしをしているときに有意義な時間の使い方をできるはずもなく、少女漫画を夜更けまで読み耽ることで明け方になるのを待つ始末。今日は負の連鎖を断ち切るために早めに退勤したものの、米を研ごうとしたときに釜をひっくり返し、大惨事になるなど…oh,うまくいかない日々よ

写真は、お目当ての喫茶店に行ったときに、隣のお店の外観が良かったので撮ったもの。(松本にて)

つなビィとインスタの1日1更新≠目論んでいたが、早くも頓挫しそうになっている。今に始まったことではないので構わないが、私という人間は本当に初志貫徹ができない。
それはそうと、鑑賞した作品の感想を書き留めようと試しに更新してみたものの、続きを記録するのが億劫になって、つなビィごと放置してしまっていた。なんだか上手く書かないといけない気がしてしまい、書くことが義務化して辛くなった。矯めつ眇めつ眺めて初めて様々な感想が浮かび、疑問が生まれるのであって、精神的に余裕がないときは普段以上に言葉が出てこない。何も感じていないわけではないのに、一切文章が綴れなくなって黙ってしまうのだ。正しさを求めて逸脱しないように自らを牽制していると、確実なことしか言えなくなり、石橋を叩いて渡るごとく慎重になってしまう。それは悪いことではない。しかし、私のような人間にとっては、最悪なことなのである。だから、鈍化しないように一石を投じるべく、流れを無視した文章を投稿
小林古径《少女》(個人蔵)

小林古径《少女》(個人蔵)

古径24歳の作 

この年に師の梶田半古が病に倒れ、古径は師に代わって半古塾の後輩たちの指導にあたるようになりました。俯く少女の視線の先には、手向けの花でしょうか。人物の表情や全体的に沈んだ暗い色調が哀愁漂う作品です。髪留めのリボンの鮮やかさがアクセントになっているように感じましたが、そこまで深い意図があるかは不明です。全体的に薄暗く、どんよりした空気を纏っていますが、悲観的にならないのは、花が描かれているからかもしれません。少女が何を思って花を見つめているのか、どういう状況を描いた絵なのか、物語を推測して深読みしたくなる作品

壁側には額装された秀作や素描、展示ケース内には軸装された本画作品が展示されていました。さらに、独立展示ケースには扇面画(軸装)、真ん中には日本画絵具の画材が展示されており、絵を描くために必要な画材から、素描では制作の過程、本画の完成に至るまでを展観できました。コンパクトな展示室ながらも、ぐるりと回ると古径の画業を辿れるような気がしました

2月11日(金・祝)は建国記念日≠ゥつ小林古径の生誕日だったので、Twitterで小林古径記念美術館に行った時に撮った写真を紹介したのですが、140字だと伝わらないことが多いので、補足しつつ投稿。

写真は古径記念室。著作権が切れていること、所蔵品がメインということもあり、写真撮影が可能でした
「仕方ないのよ、生きていかなければ! あたしたち、生きていきましょう、ワーニャ伯父さん。いつまでも続く果てしない毎日や長い夜を生き抜きましょうよ。運命がわたしたちにつかわす試練に我慢強く耐え抜きましょうね。」
「一生を棒に振っちまったんだ。おれだって、腕もあれば頭もある、男らしい人間なんだ。……もしおれがまともに暮してきたら、ショーペンハウエルにもドストエーフスキイにも、なれたかもしれないんだ。……ちえっ、なにをくだらん!ああ、気がちがいそうだ。」

通勤途中に滑って横転し、尻餅をついた。庇おうとして手を地面についたら、コンクリートに擦れてメチャクチャ痛かったが、幸いにも頭部を強打したり、流血沙汰にはならずに済んだ。日常に潜む危険に配慮をしつつ、それでも転ぶし滑ることはあるので、気をつけながら歩かねばと気を引き締めた朝

いつもと同じ道を、違う視点から捉えると異なる世界が広がって見えて新鮮なのではないかと考え、あえて通らなくてもいい歩道橋を渡って、街を見下ろした。雪で白く埋まった大地は、地に足をつけているときよりもずっと、深く果てしなく続いていきそうで恐怖を覚えた。等間隔に並ぶ木々がアクセントになり、新たな景観を生んでいる