備忘録を綴る

難波田龍起の抽象絵画とジョアン・ミロのシュルレアリスム絵画、ミロと音繋がりなのか『月刊漫画ガロ』の誌面、特につげ義春の漫画が複雑に織りなす奇怪な悪夢に魘されて飛び起きた休日。要領が悪くて休日出勤をさせてもらったが、休まないと心配されるので午前で退勤

暖房をつけたはずが、冷房になっていて寒さにうち震えたり、3月最後の寒気で雪に見舞われたり、業者が伝えてきた時間と下請けが聞いていた時間とに相違があって混乱したりだとか、春を迎えるには心許ない日々を過ごしていますが今日もなんとか。
「4月に雪が降ることもある」というのは、知識として認識しているものの、実際を知らない私はポツネンとしてしまい、いまいち想像が膨らまないのであった。今年の春はどうなることやら、まだまだ油断できそうにない

音楽プロデューサーやラジオパーソナリティとして知られるジェーン・スーの略歴における「人生において一番偏差値が高かった」という国立の幼稚園に、抽選により入園 

という部分が凄く好きで、思い出すたびにWikipediaを覗いてしまう。彼女は生まれも育ちも東京都文京区という生粋の日本人だが、外国人のような芸名が羨ましく、自分もそんなHNがいいと考えていたら夜中になっていた。早く退勤しても何もする気力が湧かず、日本酒を浴びながらTwitterのTLをスクロールし続けたり、頭痛に苛まれているうちに6時間以上も経過していて虚無。今日も何もできなかった

トータルテンボスの「ぬきさしならナイト!Season2」を聴きながら寝落ちしていたときに揺れを観測するも、寝返りを打ったときに安ベッドのフレームが揺れたのか、体調不良による目眩で視界が定まっていないかの判別がつき難かった。体調のせいだと断じて再び眠りに就こうとしたとき、2度目の揺れに襲われた。幸い、自宅も職場も被害はなかったが、震度4を経験したことのない私は、揺れよりも町内放送でパニックに陥るのであった。落下物など存在しないとばかりに、すでに床に散乱しているゴミ屋敷を見渡し、揺れで位置が移動したかも分からないまま、再度眠りに就いた夜

朝起きたら、ありえん髪が爆発していて、お風呂に駆け込んでいるうちに貴重な朝タイムが終わっていた。今朝の目覚めは最悪だった。自分が中学生のときの教師が、狂った生徒に金槌で頭を粉砕される夢を見て飛び起きた。悪夢を見て飛び起きたら、髪も最悪のコンディション。仕事もパソコンをうまく使いこなせずに最悪なことになったし、なかなかうまくいかない日々

仕事の疲れ、人間関係の悩み、部屋の汚さ、ワクチンの副反応、不眠症、生理による貧血、偏った食生活など、あまりにも私生活が酷すぎて思い当たる節が多く、体調不良の要因しかない自分が情けなくなり、精神不安定が加速した1日だった。形式だけ反省しても、翌朝になると全てを忘れているのでどうしようもない。寿命との戦いになってないかと心配なくらいに体調が悪いが、仕事をしているときは身体的には不調が見られないため、気を張る余裕はあるらしい

ワクチンの副反応も収まったと安心したのも束の間、今から寝ようと算段していたときに、ふいに動悸と眩暈が私を襲って大パニックに陥った。視界が暗転し、鮮やかすぎて目に毒なくらいの自室はモノクロームの世界に様変わりした。一瞬で、「以前、飲み会で泥酔した時に、経験したマズいやつ」だと悟った。次第に耳が聴こえなくなり、死≠意識した私は怖くなってお茶を一気飲みすることで意識を保つことなど、必死に抗っていた。
目を閉じて眠りに就こうと試みるも、意識を手放すと永遠に戻ってこれなくなるのではないかという不安から寝付けず、心配した人たちから来た電話に答えていたら、3時になっていた。今日もうまくいかなかったと反省したが、翌朝はいつもと同じ時間帯にアラームより前に起きられたので、案外そんなものかもしれない

一昨日、突然の鬱到来でギャン泣きした挙句、朝5時になるまで眠れず、2時間だけ仮眠して泣き腫らした眼で3回目のワクチン接種。接種した日の晩に、副反応のため腕の痛みと悪寒に震えて貴重な休暇を溶かしてしまった。合計10時間は寝たはずだが、痛みに悶えながらの睡眠は全く疲れが取れなかった。高熱が出るというよりは、ただ悪寒が続いて辛かった。急に自分が消え入りそうな気がしてしまい、再びギャン泣きしていたら朝になっていた。翌日も悪寒と戦いながら(言えば休めただろうが)出勤し、心ここに在らず状態で仕事。明日からしばらく忙しくなるし、課題も山積しているが、全く気分転換ができない1日だった。しかも、今朝2週間遅れで生理がやってきて、深刻な体調不良と腹痛が追いうちを掛けてきた。
ワクチン接種という一大イベントを終えて安堵しているが、大事な何かを失った休日。今も頭痛で苦しんでいる。

悪夢の詳細

Twitterに書くと消えてしまうので(削除しているのは紛れもない自分自身だが)、こちらに投稿することが最近増えている。今回は今朝投稿した悪夢について。内容を語ると長くなるからと割愛していたが、今後見るか分からない内容だったので、こちらに記録しておく。以下、夢日記

平沢進のパレードが再生され続け、何事か?とパプリカもビックリしているうちに、走馬灯のように流れる過去の失敗、叱責された自分を客観的に外側から眺めている映像、間奏に差し込まれるダミアン・ハーストの「Cherry Blossoms」シリーズと動物のホルマリン漬け作品たち。特に彼の代表作といっても過言ではない《The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living(生者の心における死の物理的な不可能性)》(1991年)のイメージが脳裏に繰り返し現れて、地獄だった。桜は、国立新美術館で開催中の展覧会に影響を受けているが、嫌な出来事を消し去るように覆い尽くすイメージに使われているのが自分のなかで語り尽くせぬ奇妙さがあり、背筋が凍る思いをした。

15時間悪夢で魘され続けた後の、現実は夢以上に過酷だった。しかし、自業自得な部分もあったので、ただ黙って相手の主張を聞き入れるしかなかった。今まで億劫で後手に回っていたことのツケを払わないといけない状態に陥っているが、この苦難はしばらく続く。「もっと早くから取り組めば良かったのにね」とか「早くから相談すれば、こんなことになっていなかった」なんて言われても、過ぎ去った時間は戻らないのだし、相手の信用を失いながらも淡々とこなしていくしかないのだろう。自分の信用と居場所を失った夜の出来事なのに、猛省しても寝て起きたら忘れてしまうので、ここに書き留めておく